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2008.12.25

野良犬のメロディ

光あるところに影がある。
最近、オレの身の回りには、過分なほど
賑やかな連中と、楽しい話題に事欠かない
明るい空気が充満していた。


イレズミ者
○○が足を切断するらしい!

街の仲間、本物のイレズミ者からの電話を受けたオレは
自分でも意外なほど落ち着いていた。
kudou13.jpg
・・・・・・わかった。

子供の頃の友人の一人が
自宅の居間でゴロ寝をしていた間、
彼の足元では暖房用のファンヒーターが
回りっぱなしだったらしい。

【低温やけど】という症状は
原因がシンプルな割りに、そのダメージの
深刻さは類を見ないほど凶悪だ。

受傷した友人とは小学校の頃に知り合った。

お互いの家業が食い物屋をしていた関係で
似たような家庭環境を背景に持つ者同士、
連帯感を感じたのか、彼はオレを気に入り
何度かオレを家に招待して遊んだコトがあった。

柔道を学んでいた件の友人は腕っぷしも強く
ガキ大将的な存在だったが、実は心に
強い孤独を隠し持っていたようだった。

子供心に、そんな影を見て取ったオレは
いつしか彼から離れて行ってしまった。
その頃のオレは、彼の心の暗い部分を救う術を
持ち合わせていなかったからだろう。

まあ、今でもそうじゃないとは、決して言えないが、
それでも、その頃の自分よりも強くなったオレの前に
傷付き、倒れそうになっていた前述の本物のイレズミ者が
現れた時、オレはオレに出来るコトを、この男に対して
勤めてみようと決めて、そう行動してきた。

「死に到る病」それは「絶望」である。
キルケゴールの宗教的救済の本意を問わず、
この一文だけを受け止めた時、
オレはそこに野良犬のメロディを見つけた。

絶望の要素の最たるものは孤独である。
人間は一人では生きていけないし、
一人で生きていく意味は、あまり無い。
(実は例外もあって、オレが知っている強烈な事例は後日語ろう)

オレが傾けたシンプルな助力は、
イレズミ者の友達になること、
ただ、それだけだった。

生活保護を得て、口に糊していた男が
いつしか変わって行った。
工場のキツイ現場に通い、労働で
生活の糧を得るようになった。
イレズミ者は、いつの間にか
旭化成のオバケ煙突のテッペンに登って
笑いながら仕事の話をするようになっていた。

そのイレズミ者が友人として紹介してくれた男が
○○だった。

家庭の事情で飲食店を閉めた男は
思春期の衝動をイレズミ者たちと共有し
その時代を駆け抜けていった。

大人になってから後、働き出して、家庭を持ち
そしてある時、糖尿病を患ったのだった。
その病さえ患っていなければ、あるいは
今回のような、足の切断という結果は免れたのかもしれない。


イレズミ者アップ
イレズミ者   「見舞いに行く?
itamaeちゃん 「行くよ。

見舞いの品をアレコレ思案していた折、
ふと、机上に置いてあったブルース・ハープに目が止まった。
このハモニカにも、この話とは別の由来があるのだが、
主を見失って寂しい想いを抱いているだろう、
何故かそういう気がしてならないオレは、
近日中に、ブルース・ハープの教則本を探しに行く決意を胸に


sigoto
どうやって、○○に吹き方を憶えてもらおうか?

そんな事を考え始めていた。

野良犬で結構!
飼いならされた番犬には
決して奏でるコトの出来ないメロディが
この世界には存在している。
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この記事へのコメント
噂には聞いていましたが、
低温火傷は聞いた以上に
脅威があるんですね。
Posted by ヒロ吉 at 2008.12.27 00:23 | 編集
まるで短編小説を読んでいるような・・・・
お友達、お大事に。

そんな中彼は地元夕刊誌の一面を大きく飾っていた。
彼は何を思い、杵をふり降ろしていたのだろうか?
子供の頃に感じていた年末のあのなんともいえない空気
を感じることはなくなったかもしれない。
しかし、蒸したてのもやっとしたもち米をつきながら
人生もなめらかに、つやっぽく、そしてできることなら
何色にも染まらない鏡餅のような神聖な気持ちで
新年を迎えたいと思っているはずだ。
人生にカビなんて。。。これ以上絶対に生やすもんかと

追伸:練りがらしをそばに置くとカビ防止になる
   らしいです

にゃは~。よいお年を♪





Posted by ひまにゃーにゃ at 2008.12.29 23:38 | 編集
ひまにゃーにゃちゃん、ありがとう。
杵を突いている最中、
杵を突くコトしか考えていませんでした(笑)
それにしても、この筋肉痛は・・・。

しかし、あの写真はマズイよ?
いや、被写体では無く、関係的にね!
あ、でも被写体もウサン臭いか・・・(苦笑)

とにかく来年もよろしくお願いします。
ヒマだったら31日の昼までに
ココレッタにモチを取りに・・いや、獲りに来てください。

ニャーニャたちにもよろしく!
Posted by itamaeちゃん at 2008.12.30 04:03 | 編集
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